助成金の受給を考えているけれど、どの助成金が自社に適しているか分からない…そんなお悩みはありませんか?
このチェックシートを使えば、まずは基本的な条件を簡単に確認することができます。少しずつ条件を見ていきながら、貴社が受給できる可能性のある助成金を見つけてみましょう。第一歩を踏み出すお手伝いとして、ぜひご活用ください。
重要なお知らせ:2025年度は多くの助成金制度が大幅に拡充されています。特に働き方改革推進支援助成金は「賃上げ支援助成金パッケージ」として92億円の予算で拡充され、キャリアアップ助成金も重点対象者制度が導入されるなど、大きな変更があります。
1. キャリアアップ助成金
非正規雇用労働者のキャリアアップを支援するための助成金です。正社員への転換や賃金規定の改定など、働きやすい環境づくりに取り組む企業をサポートします。
2025年4月改正:重点対象者制度の導入により支給額が変更され、キャリアアップ計画の認定が不要となり届出のみで済むようになりました。
基本条件チェック
- 雇用保険の適用事業主ですか?
- 非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)を雇用していますか?
上記2つがYES → キャリアアップ助成金の基本条件を満たします
具体的なコース
□ 非正規雇用労働者を正社員に転換する予定がありますか?
YES → 正社員化コース
- 重点対象者以外:中小企業40万円、大企業30万円
- 重点対象者:中小企業80万円、大企業60万円(2期合計)
□ 非正規雇用労働者の賃金規定や諸手当の改定を考えていますか?
YES → 賃金規定等改定コース
- 3%以上4%未満:中小企業4万円
- 6%以上:中小企業7万円(新設)
□ 有期雇用労働者等に対して正社員と共通の諸手当制度を導入する予定はありますか?
YES → 賃金規定等共通化コース
2. 業務改善助成金
中小企業や小規模事業者が、賃金の引き上げや生産性向上を目的とした設備投資を行う際に利用できる助成金です。
2025年度重要変更:予算が2.5倍に拡充(22億円)、助成率が変更、雇用期間要件が6ヶ月以上に厳格化されました。
申請期間(2025年度)
- 第1期:2025年4月14日~6月13日
- 第2期:2025年6月14日~最低賃金改定前日
基本条件チェック
- 中小企業または小規模事業者ですか?
- 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差が30円以内ですか?
- みなし大企業でないこと(2025年度新設)
上記がYES → 業務改善助成金の基本条件を満たします
助成率(2025年度改正)
- 事業場内最低賃金1,000円未満:4/5(80%)
- 事業場内最低賃金1,000円以上:3/4(75%)
具体的な取り組み
□ 生産性向上のための設備投資(パソコン、タブレット、車両も特例対象)を検討していますか?
□ 事業場内最低賃金を30円以上引き上げる計画がありますか?
3. 働き方改革推進支援助成金
労働時間の短縮や有給休暇の取得促進など、働き方改革を推進する企業を支援する助成金です。
2025年度大幅拡充:「賃上げ支援助成金パッケージ」として92億円の予算で拡充、賃上げ加算最大360万円が新設されました。
申請期間
2025年4月1日~11月28日
基本条件チェック
- 中小企業事業主ですか?
YES → 働き方改革推進支援助成金の基本条件を満たします
2025年度のコース構成
□ 建設業、運送業、病院等での労働環境改善を検討していますか?
YES → 業種別課題対応コース(最大910万円)
□ 労働時間の短縮や年次有給休暇の取得促進を検討していますか?
YES → 労働時間短縮・年休促進支援コース(最大560万円)
□ 勤務間インターバル制度の導入を考えていますか?
YES → 勤務間インターバル導入コース(最大480万円)
□ 事業主団体として構成員企業の働き方改革を支援しますか?
YES → 団体推進コース(最大1,000万円)
賃上げ加算(2025年度新設)
- 3%賃上げ:基本助成額の1/4加算
- 5%賃上げ:基本助成額の1/2加算
- 7%賃上げ:基本助成額の3/4加算(新設)
- 30人以下事業場:賃上げ加算が倍額
4. 人材開発支援助成金
従業員の職業訓練やスキルアップをサポートするための助成金です。
2025年度変更:コース名称が変更され、予算が過去最大規模の623億円に拡充されました。
基本条件チェック
- 雇用保険の適用事業主ですか?
YES → 人材開発支援助成金の基本条件を満たします
2025年度のコース構成
□ 従業員に対して職業訓練を実施する予定がありますか?
YES → 人材育成支援コース
- 中小企業:賃金助成800円/時間、経費助成60%
□ 従業員のキャリア形成を支援するための制度を導入する予定がありますか?
YES → 人への投資促進コース
- 中小企業:賃金助成1,000円/時間、経費助成75%
□ 教育訓練休暇制度を導入する予定がありますか?
YES → 教育訓練休暇等付与コース
□ 事業展開に伴うリスキリング支援を検討していますか?
YES → 事業展開等リスキリング支援コース
- 中小企業:賃金助成1,000円/時間、経費助成75%
5. 両立支援等助成金
育児や介護など、仕事と家庭の両立を支援する企業向けの助成金です。
2025年度拡充:支給対象が常時雇用300人以下の企業まで拡大され、支給額も大幅に増額されました。
基本条件チェック
- 雇用保険の適用事業主ですか?
- 常時雇用労働者数300人以下の企業ですか?(2025年4月拡大)
上記がYES → 両立支援等助成金の基本条件を満たします
2025年度のコース構成
□ 育児休業の取得促進や職場復帰支援の取り組みを行っていますか?
YES → 育児休業等支援コース
□ 介護離職を防止するための取り組みを行っていますか?
YES → 介護離職防止支援コース
□ 男性の育児休業取得を促進する取り組みを行っていますか?
YES → 出生時両立支援コース
- 第2種:60万円(2025年度増額)
□ 育児休業中の業務代替支援を行っていますか?
YES → 育休中等業務代替支援コース(2025年度拡充)
- 育児休業中の手当支給:最大125万円
- 新規雇用助成:最大67.5万円
□ 不妊治療と仕事の両立支援の取り組みを行っていますか?
YES → 不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース
6. 65歳超雇用推進助成金
高年齢者の雇用を促進するための助成金です。定年の引き上げや雇用管理制度の整備など、高年齢者が働き続けられる環境を整備する企業をサポートします。
2025年4月改正:申請手続きが簡素化され、電子申請が可能になりました。
基本条件チェック
- 雇用保険の適用事業主ですか?
YES → 65歳超雇用推進助成金の基本条件を満たします
申請期間(2025年改正)
制度実施日の属する月の翌月から起算して4か月以内の各月月初~15日
コース構成
□ 65歳以上への定年引上げや定年制の廃止、継続雇用制度の導入を検討していますか?
YES → 65歳超継続雇用促進コース
- 定年廃止:1~3名で40万円、10名以上で160万円
□ 高年齢者の雇用管理制度の整備を検討していますか?
YES → 高年齢者評価制度等雇用管理改善コース
- 支給対象経費の60%(上限60万円)
□ 高年齢の有期契約労働者を無期雇用に転換する予定がありますか?
YES → 高年齢者無期雇用転換コース
- 1人当たり30万円(中小企業以外は23万円)
7. 障害者雇用関係助成金
障害者を新たに雇用する企業や、障害者が働きやすい環境を整備する企業向けの助成金です。
基本条件チェック
- 雇用保険の適用事業主ですか?
YES → 障害者雇用関係助成金の基本条件を満たします
具体的な取り組み
□ 障害者を新たに雇用する予定がありますか?
YES → 特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)
□ 障害者が働きやすい職場環境の整備を検討していますか?
YES → 障害者作業施設設置等助成金
□ 障害者の通勤を支援する措置を講じる予定がありますか?
YES → 重度障害者等通勤対策助成金
□ 在宅勤務を行う障害者を雇用する予定がありますか?
YES → 障害者雇用安定助成金(障害者職場適応援助コース)
注意事項
- このチェックシートは、利用可能な助成金の可能性を探るための初期確認用です
- 各質問に「はい」と回答した項目については、関連する助成金の詳細を確認することをお勧めします
- 助成金の受給には、さらに詳細な要件を満たす必要があります
- 2025年度は多くの制度で大幅な変更がありますので、最新の情報は厚生労働省や各都道府県労働局のウェブサイトでご確認ください
- 具体的な申請手続きや詳細な条件については、社会保険労務士にご相談ください
最新の詳細情報については、厚生労働省のホームページをご確認ください。

